PICライタの作製
〜PICことはじめ〜
注)これからPICライタを作ろうと思っている方へ
本ページの記事はPICライタを部品集めから自作した例です。一般的には、PICライタとしては秋月電子のPICプログラマーキットが広く使われています。作り方などはこちらに詳しく解説されています。
次は、実際にプログラムを書きこむためのPICライタが必要です。ライタは完成品やキットの形で売ってます。
キットとしては
秋月電子のPICプログラマーキット(日本語対応)\5,700-('00/01現在)
純正の完成品は
マイクロチップテクノロジー社のPICSTART Plus プログラム・ライター \30,000-
があります。
私の場合は電子工作が未経験であるにもかかわらず、無謀にも部品を買い集めて一から自作することにしました。作り方は入門書(「たのしくできるPIC電子工作」)に詳しく書いてありました。電子工作自体が全く初めての経験ということで苦労しました。
原著では電源をコンセントから取れるようにしていましたが、100V→16Vのトランスが近所の電子部品店では入手できなかったので、ここを省いて9V電池直列で18Vとして使用することでトランスと整流ダイオードを省略する事としました。
|
悪戦苦闘の結果完成したPICライタはこんな感じ!!(ヘタッピ工作ですが笑わないでね・・・)
|
ケースはタッパーです(笑)。安いし加工しやすいですよ。見てくれは悪いけど・・・。ICソケットは普通のを使ってますが、抜き差しの時にピンが「うにゅっ」と曲がってしまうこともあるのでゼロフォースソケットにすりゃ良かった。と思ってます。
ライタソフトは色々ありますが、これがおすすめ!!
PIC Writer for Windows (石島さん)
ライタソフトはフリーのものを3種類ほど試しましたがこれが一番良かったです。
○WINDOWS環境で作動
○対応PICの種類が豊富
○ライタがちゃんと動いているか、チェック機能がある。これ、ポイント高かったっす。
○初心者にもヒジョ〜に分かりやすい
秋月のキットについてくるライタソフトも最近WINDOWSに対応したようですから、使えるかも・・・。
とりあえずPIC16F84(何回も書きこめるPIC)にサンプルプログラムを書きこんで、練習用の回路に組みこんで電池をつないで見ると・・・おお!発光ダイオードがピカピカ点滅している!!これには感動しました!!
テスト回路 |
|
その後はより小さく発振回路がいらない12C509(ただしワンタイムなのでバグがあるたびに一個づつ廃棄・・^ ^;)に移って、izu@さんのプログラムを自分なりにアレンジして楽しんでいます。
と、いう感じで夜な夜なハンダゴテを握り「なにやら細かい事をやってる」私を見て、カミさんは当初「また変なことをはじめて・・・」と半ばあきれていましたが、お金があまりかからないのと、あと電子工作ができるようになったおかげで、電子回路が壊れていた子供のおもちゃを直せたりなんかして、好感度UPです(笑)。こういうのって、子持ちが趣味を続ける上で結構大事なんっす(笑)。