お気楽”Gセンサー”!
コーナリングフォースを測定、ドライバーにリアルタイムに表示
「F103お気楽化ユニット計画」から派生してできたユニット
○ 限界コーナリングフォースを測定することができます
○ なるべく高いコーナリングフォースを発生するためのドラテク研究の役に立ちます。
○ 走行中の舵角を最小におさえることができるので、タイヤ節約になります(笑)。
本体は屋台ネット製の屋台ボード2号を使いました。
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表 |
裏 |
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光によってドライバーにコーナリングフォース |
光ったところ。 |
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音によってコーナリングフォースを知らせる |
ブザー仕様にして駐車場でテストしてみました。はじめに、設定値を1.4Gにして適当に走らせていると、コーナリングのたびにブザーが鳴りました。次に1.6Gにしてみたところ、今度は全く鳴らなくなってしまいました。そんな具合で1.5G、1.48G・・・・とG値を落としていくと、1.45Gの設定値で、コーナリング中に鳴ったり鳴らなかったりすることがわかりました。この1.45Gという値が、この日の条件での「限界コーナリングフォース値」ということになりそうです。
そのままの設定値で走らせていると、ステアやスロットル操作によってコーナリング中のGが敏感に変化している様子がわかりました。例えば、コーナリング中にスロットルを握ると鳴り止みます。つまりアンダーになったわけですね。逆にスロットルオフにすると鳴ります。おもしろい・・・。あと、ステアリング舵角についても、それ以上切ってもかえってコーナリングフォースが落ちてしまう、という点があるのもわかりました。あらかじめ、設定値をその日の限界コーナリングフォースに設定しておけば、「ブザーが鳴ったらそれ以上ステアを切らない」とすることで、最適な舵角でのコーナリングが可能になると思います。
他にも、いろいろなアイデア次第でコーナリングのデータ取りや練習の役に立ちそうです。
まとめ
ドライバーの操縦感覚を補い、引き出すことのできる装置ができた!!かもしれない・・・
(1)設定1.4G コーナリングのたびにブザー鳴りっぱなし。意図せず注目の的。しかし操縦台からはブザーの音は聞こえにくい。音質を変える必要ありか?
(2)設定1.5G 鳴っている時間が短くなったようだ。ギャラリーの子供に指差されつつ(笑)走行。
(3)設定1.7〜1.8G しかしやはり鳴っている。ご一緒した小林さんいわく「コーナリングのごく初期に’鳴って’いる」・・・そうか、ヨーモーメント発生時にそのGを感知してしまうのだろう。センサーは車体前方に装着しているので・・。
今後の課題
○サーキットでは音がうるさい・・(^^;
○ヨーモーメント発生のGをコーナリングフォースのGと区別すべし。