Johnsonどうしの比較


 さて、ここまでに、QUAL7の測定結果+「世の中の通説」によって「やっぱ540モーターはJohnsonでしょ。」の結論に達しました。しかし「Johnsonは個体差が激しいよ。もう。」といううわさもありますので、どのJohnsonモーターを選ぶのかという点も重要です。そこで「予算的に何とかできる範囲」でモーターをいくつか入手し、比較してみることにしました。

 が、このあたりは田舎なので、ショップで「Johnsonモーターありませんか?」ときいても「いや〜。今はありませんねぇ」と”いつ行っても”いわれるのが常です(笑)。こういった状況と、「何とかできる予算」のかねあいから、用意できたJohnsonは4つでした。これ以前に持っていた(使用済み)ものが2つありましたから、あわせて6つということになります。3、2、1と積み上げればなんとピラミッドもできてしまいます。ふふふっ、とほくそえんでいたら、カミさんからすかさず「なんか最近、それ、ごろごろしてるよねー」と突っこまれてしまい、その必要性を必死で説明するはめになったのでした。

 計6つのJohnsonの経歴

J1

'98年8月のタミヤGPに使用。レースを含む10-20パックを走行したあと、1年間ほったらかし。

J2

'98年12月のタミヤGPに使用。約20パック走行。クラッシュ多し。

J3, J4

カミさんと子供が実家に帰っていたとき、ガンガンに静岡のサーキットに通っていて(笑)、近くのショップで入手できたもの。

J5, J6

業務で東京出張があったとき(笑)秋葉原で買ったもの。


ま、この辺はどうでもいいんですけど、下のモーター性能をあらわした表を見てください。


モーター種

ロットNo.

 →慣らし、走行の経歴→

マブチ

M-3

慣らし前
17000
13800

慣らし5hr
17400
14300

慣らし11hr
17800
14500

Johnson

J-1
(旧型)

多本数走行
+1年放置後
18100

慣らし1hr
19300
15100

J-2
(旧型)

20本走行
17900
13800

慣らし8hr
18600
14500

7本走行
18900
14800

8本走行
19200
14700

J-3
(新型)

慣らし前
17000
13600

慣らし6hr
18100

8本走行
16000
12600

慣らし12hr
17600
14500

J-4
(新型)

慣らし前
16800
13600

慣らし5hr
17500
14400

J-5
(新型)

慣らし前
16800
13600

慣らし8hr
17700
14600

4本走行
17500
14300

J-6
(新型)

慣らし前
16600
13900

慣らし8hr
17600
14300

表中の数字  上段:無負荷時回転数  下段:トルク負荷時(約350g・cm)回転数

比較的高回転高トルク

低回転低トルク


 表中の上段の数字は最高回転数で、トップスピードに影響する数字です。下段の数字はトルクをかけた状態の回転数で、中速域での加速性能を表す、と考えていただいてけっこうです。ざっと数字を眺めてみると、無負荷時に高回転の数字が出ているモーターはトルクをかけても高い回転数が出るようです。

 出力特性のタイプは、はっきりと二つに分かれるようで、J-1とJ-2の「いいねいいねがんばってるね」タイプと、J-2〜J-6までの「こらこら値段の分は働かんかい」タイプです。これらのグループ間では何が違うのでしょうか?

可能性1:サーキット走行での走りこみ + 慣らしで高出力になる!?

幻のJohnson可能性2:2つのグループではモーターの構造自体が違う!?

 ここでいう「旧型」、「新型」の特徴を右図に示します。
これらモーター缶、エンドベルの変更は割と最近のことのようですが、パテによるバランスとりはかなり前に削り取り方式に変更になっていたようです。そういう意味でもJ1,J2は貴重なロットといえそうで、もう練習なんかには使いましぇん。・・・なんていまさらいっても特にJ2なんかは軸ガタガタだしマグネットずれやすくなってるし。気づくのが遅かったか!?

結論!!
 パテ盛りローターのJohnsonを見つけたら(もうないだろうけど)即買い!新型Johnsonはマブチとそんなに変わらない!?


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