暁のシェイク・ダウン
ドローム仕様でのシェイク・ダウン
2001/6/6


 ボディ、ギア、モーター、バッテリーもそろって、いよいよマシンは「ドロームカー」へと変貌していきます。


ぜえぜえ・・・・ここまでくるのに一体いくらかかったんだろう・・・。

 ともあれ、いよいよドローム仕様でのシェイク・ダウンです。今回のテスト走行の最大の目的は「データロガーの動作確認」です。当然ドロームスピードでの走行となるわけですからかなりのリスクが伴います。
 場所は近所のN山町某公共施設の駐車場(呼称:N山スピードウェイ)にて決行!アスファルトのキメが細かく、小石がほとんどないのでシェイクダウンに適した場所です。長さは約100m。

 AM5:00。お、朝日だ・・・・。
暁のシェイク・ダウン

 トリムを合わせて、そろそろと走らせてみる・・・。おお、スムーズだ。徐々にスピードアップ!直進安定性も問題なし。
停止状態からいきなりのフルスロットルではホイールスピンをおこしますが、それでもリアは安定しています。いいじゃん!

 いよいよ全開走行です。駐車場の端っこからスタート!徐々に、しかし確実にフルスロットルまで握ると、とてつもない加速をはじめます。は、速い・・。!トップスピードまで到達する間もなく縁石が迫ってきます。ブレーキ!、ステア、減速、・・・スピンオフ。ふぅ・・。
・・・てな感じで数回走らせてみました。しかしコースの長さが足りなかったなー。いい場所ないかなー?

 さて、ここからが重要です。車載ロガーから、データをダウンロードします。データ取れてるかな・・どきどき・・・。

おお!うまくロギングできていたようです。

 得られた生データを解析、加工して下のようなデータが得られました!!横軸は時間で約2分間のロギングです。最大ロギング時間は2分半です。

 まず、速度。

 縦軸は速度換算値(km/h)です。最高速度は約62km/hでていますが、まだまだ加速しきれていないのがわかります。ああ、あと1秒間加速できればな・・。問題点としては、回転数計測において約0.3秒間のリアシャフト回転数を測っているのですが、分解能が約2km/hと荒い数字なので、これを解決するために「シャフトが一回転する時間を計測する」方法に変更しようと思います。

 まず縦Gですが、今回は平坦なコースなので、理論的にはずーっと1Gのままになるはずです。生データを見るとちょっとノイズが多いかなという感じです。(上のグラフは平滑化してあります)・・・要検討ですね。

 進行方向の加速度/減速度です。マイナス方向(縦軸下方向)が加速、プラスが減速です。(逆の方がわかりやすいですね。)まあまあきれいにとれています。速度データと重ねてみても、納得できるデータです。


コーナリングフォースです(横方向G)。フル加速している時は直進しているので0Gですが、その後のブレーキ→スピンの段階で大きな横Gが発生しています。

 まあまあの結果といえるでしょう!!あとはソフト側の対応でなんとかなりそうです。当日はピットにノートパソコンを持ち込んでデータ分析、公開するつもりです。ドロームに参加される方、よろしければ見にきてくださいね!


 げげっ!タイヤに穴が!!・・・ま、いいか。(そのまま使う気なのか?!)


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