自作ラップ計測装置(1)
作製編
製作/第1回テスト
25 Nov 2001
今年はTA04Rを買って久々に四駆に復帰しました。そのままでもけっこうよく走るので「へ〜最近のツーリングはスゴイねぇ」などと、漫然と走らせていました。サーキットの周りの方のクルマと比べると遅かったのですが「ん〜いいのいいの。トラックだしー。」、
などと言いつつ遊んでいました。
そんな時、サーキットで声をかけていただいたRED WINGさんにセッティングのイロハを教わり、実際に私のTA04を調整していただきました。
そしたらあんた!!まるっきり違うクルマになってるじゃぁないの!!トラックなのに巻かない!!・・・・これには大変なショックを受けました。「セッティングって大事なんだ・・・。」ラジコン始めて3年になりますが、こんなこと、全然知りませんでした。わはは!
そこで、これまでの電子工作やら電飾やら走行データ収集やら、安易に邪道をひた走ってきたRCライフを反省し、王道である「セッティングとテクニック向上で速く走れるようになる」ための努力を始めようと決心しました!!
その目標ためには自分のラップを測って、これを指標に詰めていく方法が有効です。そこで以前自作したラップ自動計測装置LapTalk(SW版)を引っ張り出してみました。これは車載の赤外LEDからの発信を感知し、メモリーつきのストップウォッチを利用してラップを自動計測するシステムです。
・・・ところが、はたと気づきました。最近は赤外線を利用した計測システムが市販されており、他のクルマもサーキットで赤外線を発信しているのです・・・・。LapTalkのころにはそんなこと考えられなかったので、他車との区別ができない設計になっています。ううむ。
それなら!!新しいラップタイマーを作ってしまえ!!ということになりました。
(・・・・・・ん?なんかまた「違う方向」に行ってるような・・・ま、いいか^^;)
とりあえずはこんなところです。将来的には電圧や速度など、車体に搭載したセンサーからの情報も、赤外線にのせて送信できるとおもしろいな、と思っています。一周ごとに、車体の状態がフィードバックされる一種のテレメトリーです。おもしろいでしょ。どう?!ま、これはおいといて・・、
さっそく作ってみました!!
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送信ユニットです。屋台ネットの屋台4号をつかってます。受信機の半分くらいの大きさで、軽量小型です。 | 中身はこんな感じ。市販のアルミケースを使ってます。右側は単3電池X4のスペースです。基板は屋台2号を使ってます。残念ながら、現在この基板は生産されていません。 |
なんとか形になったので、サーキットでテストだっ!!
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いつものタミヤサーキット |
ピットにてデータ確認 | 車載LED |
その結果は!!?
おお!!測れている!!ウレピー!!このディスプレイは「一周め、14.82秒」を表しています。
・・・しかし、他のラップも同様に見てみると
Lap1 14.82
Lap2 14.56
Lap3 15.25
Lap4 30.22
Lap5 45.10
Lap6 14.68
Lap7 29.66
Lap8 106.04
Lap9 14.41
ううむ。赤色のラップタイムがおかしい点です。遅すぎる・・。よくみると、おかしいところは全部、大体15秒の倍数です。
つまり、Lap4では本来の4周目のラップを1周分、鳥煮餓死、あれ?「取り逃がし」ているんです。Lap5では2周分、Lap8では6周分も逃しています。
このあと、受信機の設置位置や角度、受光部の「ひさし」など工夫してみましたが改善されませんでした。う〜ん残念。
今のところ考えるに、今回の失敗の原因は、「ID(車体識別パターン)認識を厳密にしすぎて、わずかな誤差でも認識をはねてしまう」ことによるものだと考えています。これは、今後のソフト対応で克服できる課題だと思います。
と、いうことで完成に向けて燃えておりますが、やっぱりなんか方向性を間違えているような・・