ドローム用データロガー
2001/05/12
ま、車体の方はどうでもいいのですが、問題はデータロガーです。今回の初参加にあたっての目標は、車速と3D方向への加速度を測定!することです。これまでに前後、左右方向への加速度は測定したことがあるのですが、今回はこれに加え上下方向への”縦G”も測定して見たいと思っています。ワールドドロームはコーナー部分で最大30°もの傾斜をもつバンクコースなので、縦方向Gのデータは非常に興味が持たれるところです。
加速度センサーはこれまでにコーナリングフォースの実測などに使用したことがありました。これは垂直2軸方向への加速度を測定することのできる素子ですから、2つ使えば同時に3軸目の加速度(縦G)も実測できることになります。
ここで問題になるのが今回のドローム参加の最大目標である「縦G」の実測です。計算によるとトラッククラスでさえバンクにおける最大縦Gは2Gを超えることになりそうです。こりゃ困った!!
・・・なぜかというと、いつも使っているGセンサーの実測可能最大値が2Gなんです。ううむ・・・。
いろいろ考えた末、縦Gを測定するセンサーを斜めにしてGを逃がす方法を試して見ることにしました。
2階建ての上の方のセンサーが縦Gを測定します。斜めにマウントしてますから縦Gに加え、前後方向の加減速力も感知してしまいますが、これは一階のGセンサーで実測する加速度を差し引いて算出します。うまくいくでしょうか・・?
ユニット全景
例によってPIC16F873+屋台ボード2号のゴールデンコンビに秋月通商のGセンサー基板をつないで作製しました。
(とても苦労した)センサー取り付け
リア部分に透過式のフォトセンサーを取り付けました。リアシャフトにプラ板の「羽根」を取り付け、一回転するごとにセンサーのスロット部分をさえぎり、光学的に感知する方法です。
・・・わかりにくいですね。^^;)
何が苦労したかって、マジックで黒く塗ったプラ板が、赤外線を透過させてしまっていたことに気づくのが遅れたことです。がはは。センサーの取り付け位置か・・・感度の問題か・・・とさんざん苦労した末、プラ板をアクリル塗料で黒く塗ったら、即!解決しました。あ〜よかった。
ソフトウェアは現在鋭意構築中!!乞うご期待!!